九州産業大学 建築都市工学部 都市デザイン工学科

奥村研究室

奥村 徹(おくむら とおる)

  • 鋼構造物の耐震設計に関する研究
  • 構造力学I,II、構造力学演習I,II、耐震工学、土木デザイン実習などを担当

研究の概要

今年は,新型コロナウィルス感染症の世界的な流行や令和2年7月豪雨による河川の氾濫といった想定外の災害を経験しました.これらを教訓として,政治,経済,医療,産業等の重要分野において想定外の事象が発生した場合においても既存のシステムが崩壊し機能不全に至らないための対策を講じておくことの重要性があらためて認識されたはずです.近い将来に巨大地震の発生が予想されている我が国においては耐震分野もその例外ではありません.従来,過去の記録を上回る巨大地震を経験するたびに設計用地震動の規模を引き上げるといった対症療法的な方法がとられてきていますが,これに加えて想定を上回る地震に対しても構造物が壊滅的な大規模崩壊に至らないようにするための対策を講じておかなければなりません.このためには,想定外の地震作用に対して構造系が耐震設計上の安全限界を超えた後の崩壊挙動を正確に予測し,制御するという新たな設計の枠組みを構築する必要があります.このような次世代の耐震設計を支える技術開発として,本研究室では振動台を用いた加振実験ならびに高精度の数値解析を実施し,構造物の崩壊挙動の解明,その予測手法の確立に向けて取り組んでいます.R3年度は骨組模型の崩壊加振実験を行う予定です.模型レベルでの数値解析の妥当性と精度検証を行った上で,実際の橋梁を対象とした構造全体系の崩壊挙動をスーパーコンピュータを用いた大規模並列計算により解明していこうと考えています.

研究課題

  • 想定を超える地震作用に対する橋梁全体系の耐崩壊性能の評価
  • 次世代スーパーコンピュータによる鋼構造物の高精度耐震解析プログラムの開発
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