九州産業大学 建築都市工学部 都市デザイン工学科

松尾研究室

松尾 栄治(まつおえいじ)

  • コンクリート構造物の軽量化と耐久性評価
  • コンクリート構造工学,基礎測量学,応用測量学,構造力学Ⅲ,情報処理演習などを担当

研究内容、方向性

松尾研ではコンクリートに関する材料的な研究や構造的な研究を行っています。コンクリートは社会インフラを支える重要な建設材料のひとつです。コンクリートの歴史は古く、ローマ時代から使われていた材料です。近代のコンクリートに限っても19世紀前半からの歴史があり、基本的な技術はすでに確立されています。それでもその時々の社会背景に応じて研究する内容はまだまだたくさんあります。
当研究室での最近の研究事例は、「竹筋コンクリートに関する研究」、「非破壊試験による品質管理に関する研究」、「軽量コンクリートの開発研究」、「マイクロバブル水を練混ぜ水に用いたコンクリートの表層品質改善」などがあります。竹筋コンクリートとは鉄筋の代わりに竹を使ったコンクリートのことで、戦時中にも使われた実績があります。当研究室では、現在の設計法に合わせて見直すところから始め、竹の特性をうまく活用して適材適所で使うための技術を試行錯誤しながら開発しています。非破壊試験は社会的にもニーズの高いテーマで、劣化が急速に進みつつあるインフラを効率よく劣化診断する技術です。当研究室では透気係数というコンクリートの密実度を表す指標を使って基礎研究を行っています。軽量コンクリートは発泡スチロール廃材を砂の代わりに用いたもので、適用事例として農地の水門(ゲート)を作った現場での実証試験を行っています。

研究室の雰囲気

卒研の実験は大変なときもありますが、研究室のみんなで一致協力して楽しく頑張っています。実験は主に9号館でやっています。学生部屋は8号館4階にありますので、気軽に遊びにお越し下さい。

写真-1 竹筋コンクリート梁の曲げ試験
写真-2 軽量モルタルゲートの実証試験現場
写真-3 ソフトボール大会初優勝!
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