九州産業大学 建築都市工学部 都市デザイン工学科

伊豫岡研究室(水圏環境システムゼミナール)

 

伊豫岡 宏樹(いよおか ひろき)

  • 自然共生システム, 水工学, 土木環境システム
  • 持続的な流域マネジメントに向けた研究
  • キーワード:グリーンインフラ,Nature Based Solution,流域治水,多自然川づくり,地形・地質,河川環境,小水力発電,再生可能エネルギー,GIS,ドローン,LiDAR,社会的共通資本,IoT

研究室の方針

「水」をベースとして自然と人の営みが調和した,より豊かで持続的な社会の構築を目指して,実践的な研究やプロジェクトに取り組んでいます。
地球温暖化に伴う気候変動の影響はもはや将来の問題ではありません。日本,特に九州では毎年のように豪雨災害が発生し,甚大な被害を受けています。一方で,人口減少・少子高齢化やコロナ禍,生物多様性の損失,再生可能エネルギーの導入など,社会的な課題も深刻です。持続的な社会の構築に向けて,人口増加,高度経済成長をベースに培ってきた流域における住まい方を再考する必要があります。防災・減災,環境保全,都市・地域づくりを一体的に捉えた新たな流域マネジメントを実現していかなければなりません。そのためには,自然の持つ様々な機能をうまく使って社会課題の解決を目指すNbS(Nature-based Solutions)やグリーンインフラの考え方が重要となります。当研究室では,グリーンインフラの多面的な機能の評価や不確実性を補うための最新AI/IoT技術に関する研究,災害からの復興デザイン等に関する実践的な研究を行っています。

AIを活用した洪水予測システムの開発

 

自然再生河川における魚類調査

 

災害後の小学校跡地利用に関するワークショップ

研究テーマ・プロジェクト

  • 自然再生河川の生物生息場,洪水減勢効果の検証
  • 流域治水の実現に向けた,住民ベースの流域モニタリングツールの開発
  • 豪雨災害からの復興デザイン

研究室の雰囲気

現場(フィールド)での経験,得られた感覚は貴重な財産です。コロナ感染症の状況を見ながら,出来るだけ多くの現場(フィールド)を経験できるように心がけています。また,研究は一人で行うものではありません。研究室のメンバーやプロジェクトで関係する方々に協力してもらいながら,また自身も協力しながら研究を進めていくことが重要です。

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